パチンコ屋の遠隔操作の見分け方

パチンコ遠隔操作の見分け方・判別法

パチンコ店は怪しい

「自分の通うパチンコ屋が信じられない」「いつもハマっておかしい」「遠隔操作なんじゃないか」
そんな人に向けた、パチンコ屋における高信頼度の?遠隔操作の見分け方です。
どうやって遠隔操作か健全な営業かを判断するのか…?
それは店員に聞くことなんです。
しかし、「この店遠隔だろ?」と聞いて「はい、そうです」なんて答えるパチンコ店員は存在しません。
それもそのはず。
店員は、
①客から「遠隔だろ?」と聞かれたら「いいえ」と答えるようマニュアル化されている
②遠隔だとしても、違法なので正直には答えられない
③遠隔じゃないから「遠隔ですよ」と嘘をつく必要がない
④何も知らない
…のどれかですから。

では何と聞けばいいのか?
もったいづけず、とっとと教えちゃいます。
理由とか背景とかは後でじっくり説明しますね~。

現役のパチンコスタッフさんが、もし「自分の店は遠隔か?」と疑問をもっているとしたら、少し当てはめてみると答えが出るかもしれませんよ~。

遠隔操作が濃厚の会話例

客:「この店ってさ、新台を設置した後に試し打ちしてる?」

店員:「はい、してますよ」

客:「何分くらい試し打ちするの?」

店員:「1時間くらいですかね」

客:「台数多いと大変でしょ?」

店員:「はい」

客:「確変中のデータとかも確認するんだってね」

店員:「ええ、そうですよ」

客:「全台当たる?」

店員:「大体当たりますよ」

客:「ふーん」

↑店員からこんな感じの回答がきたら、かなり遠隔操作の疑いがあると断言できます。
なぜなら、1時間で大体当たるというのがあまりにも不自然だからです。

仮に1時間で300回転回せるとして、大当たり確率は約1/320としましょう。
この台を1時間打ったときの大当たり発生期待度は、数学的に約60%なんです。

逆に、1時間打っても当たらない確率が40%もあるんです。

同じ確率の台を5台 試し打ちしたとして、3台が当たり、2台は当たらないんです(平均的に)。
10台なら4台が当たらないし、20台なら8台が当たらないんです。

ましてや、1000回転ハマりとかが存在するパチンコですよ?
2000回転ハマったりすることがあるんですよ?
半日打って当たらないとか、一日打って当たらないとか、結構ありますよね。
1時間で大体当たるというのがいかにオカシなことか、分かりますよね。

1/320の台を2時間(600回転)試し打ちしても、7台に1台程度は当たりません。

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では次に、健全なホールの会話例を。

健全なパチンコ屋の会話例①

客:「この店ってさ、新台を設置した後に試し打ちしてる?」

店員:「はい、してますよ」

客:「何分くらい試し打ちするの?」

店員:「当たるまで打ちますよ」

客:「じゃあ結構時間かかるんじゃない?」

店員:「そうですね、2時間打っても当たらないことも多いですからね」

客:「当たらなければ朝まで試し打ちするの?」

店員:「いえいえ、当たらない台はさすがに途中で諦めますよ」

客:「ふーん」

↑このような店員の受け答えは自然です。
2時間打っても当たらないことなんて当たり前のように起こります。

あるいは、↓このような場合も健全な可能性が高いです。

健全なパチンコ屋の会話例②

客:「この店ってさ、新台を設置した後に試し打ちしてる?」

店員:「はい、してますよ」

客:「何分くらい試し打ちするの?」

店員:「1時間くらいですかね」

客:「台数多いと大変でしょ?」

店員:「はい」

客:「確変中のデータとかも確認するんだってね」

店員:「ええ、そうですよ」

客:「全台当たる?」

店員:「当たらないときも結構ありますよ」

客:「ふーん」

↑このような店員の回答も自然です。
遠隔操作が濃厚の会話例との違いが分かるでしょうか?
1時間しか打ってないのに大体当たるというのがいかに不自然か、分かりますよね?

これが遠隔操作を見分けたり判断したりするための店員の回答を引き出す会話です。パチンコでもスロットでも共通の遠隔操作判別法です。

まぁ、こんな会話を店員としろって言うのもあまりに不自然なんで無理かもしれませんけどね…。


では具体的な説明をしますね。
少し難しく感じるかもしれませんが、大して難しい内容ではないです。

まず、僕は5つのパチンコ屋で主に社員として勤務した経験があります。だからこそ、勤続10年の店長より業界的な知識は浅いですが、色んな会社に属してきて色んなリアルな現場を知っています。

さて、会話例で頻繁に出てきた試し打ち(呼び方は色々あります)とは、読んで字のごとく。テストのことです。テスト打ちのことです。
新台や移動台に対して行うテスト打ちです。
マトモなパチンコ屋であれば、必ずやっています。
新台であれば、入れ替え作業の設置後に30分~90分程度打ちます。
しかしスタッフに座って打ってもらうのでは効率が悪い。
テストする台数が多ければ多いほど、スタッフ数も時間も必要になってしまう。
なので多くのホールは、ちょろっと小細工をしてハンドルを固定し自然に玉を発射できるようにします。
その小細工を、試し打ちする全台に仕込みます。
上皿の玉がなくならないように補充するのがスタッフの仕事です。
上皿に玉さえあれば、自然と玉は発射されデータが上がります。
こうすることで、スタッフ一人あたり5台~10台は同時に試し打ちできます。

データと言いましたが、入替業務では、台を設置した後に色々な配線をつなぐんです。
台から出力される情報(データ)を拾うために配線をつなぐのです。
パチンコ台はスタート(回転)情報、大当たり情報、確変時短情報などをそれらが発生したときに出力し、みなさんが目にしている台の上部のデータランプにカウントされるように配線をつないであるんです。
入替で設置した台をテストせずに、お客さんに遊技してもらって「おいおい、データランプにデータが上がってないぞ」なんて言われたらお客さんに迷惑をかけます。
それを防ぐために、入替後にあらかじめデータが上がることを確認するのが試し打ちの目的の一つです。

↑ここまでは、いわば予備知識ですかね。
↓本番はここから。

さらに試し打ちの目的としてもう一つ、台から出力された情報を配線によりホールコンにあげ、どのくらい回るか、どの程度の大当たり出玉か、電サポ中(確変中・時短中)はどのくらいの玉減りか、などをチェックできます。

つまり試し打ちとは、お客さんのためでもあり、店の都合でもある、ということです。

試し打ちは店のためでもある、というのが、上記の会話例であげた遠隔操作か健全なホールかの判別に直結します。

早い話、店としては入替設置した新台のデータを新装で開放する前に欲しい。
開放してから「こんなに回っちゃうのかよ」「出玉削りすぎたかな」など、意図しない事態を防げるからです。

そのために、新台開放前にホールが欲しいデータが
①通常時のデータ
②大当たりラウンド中のデータ
③電サポ中(確変・時短)のデータ
の3点です。

①通常時のデータ は、自然ととれます。
入荷した新台は、入荷の段階で「通常時」だからです。

そして、②大当たりラウンド中のデータ と ③電サポ中のデータ を確認するためには、大当たりを引く必要があります。
みなさんご存知のとおり、基本的なスペックの台なら大当たりを引けば、大当たりラウンドの後に電サポが付きますよね?
つまり、基本的には大当たりを引ければ②大当たりラウンド中のデータ と ③電サポ中のデータ を確認できます。

大当たりを引くことで、確認したい3つのデータのうち2つのデータが確認できる。
そのために試し打ちの段階でなんとか大当たりを引きたいんです。

しかし、1時間や2時間の試し打ちでは大当たりを「全台で」引ける可能性は低い。
だから、「こんだけやって当たらないなら諦めるか。人件費もかかるしな。まぁ他の台のデータは確認とれたし、この台も大丈夫っしょ」みたいな感じで諦めることもあるのです。

試し打ちで当たらなかった台に関しては、営業中のホールはがむしゃらですよ。
お客さんが当たりを引いたら即データ確認が必要ですからね。
確認ができて初めて「良かった、想定内のデータだ」と安心できるのです。

だからこそ、1時間程度の試し打ちで全台当たるなんてありえない。
毎回毎回、入替のたびに試し打ちをする過程で、1時間程度で大体当たるのがありえない。

3時間くらい試し打ちをすれば大体当たります。
しかし実際は、時間や人件費の都合上、3時間も試し打ちをするホールはないと思われます。

ゆえに、短時間で大体当たるなら大当たりを操作している、という可能性が高いのです。
欲しい大当たりを意図的に引き、データを確認し、とっとと帰りたいんでしょうね。
試し打ちの目的が短時間で達成できれば、人件費も削減できます。

営業中はなかなか引けない大当たりが、試し打ちのときには当たり前のように引ける、というのが遠隔操作を意味しているのです。

最後にもう一度、遠隔操作が濃厚な受け答えを見てみましょう。

遠隔濃厚の会話例

客:「この店ってさ、新台を設置した後に試し打ちしてる?」

店員:「はい、してますよ」

客:「何分くらい試し打ちするの?」

店員:「1時間くらいですかね」

客:「台数多いと大変でしょ?」

店員:「はい」

客:「確変中のデータとかも確認するんだってね」

店員:「ええ、そうですよ」

客:「全台当たる?」

店員:「大体当たりますよ」

客:「ふーん」

↑この店員の回答は異常です。
大当たりラウンド中のデータ&電サポ中のデータを確認する目的で、大当たりの操作をしているホール=遠隔操作濃厚のパチンコ屋だと判断できます。

試し打ちのことを聞いたときの店員の受け答えが健全なパチンコ店の見分け方・判別法になり、遠隔操作の見分け方・判別法にもなるのです。

しかし、
客:「この店ってさ、新台を設置した後に試し打ちしてる?」

店員:「お答えできません」
…と言われたらお手上げですけどね。

どんなにハマろうが、やたらと連チャンしようが、それだけで遠隔操作かどうかを判断するのは早計です。
このページのような、店員の自然な受け答えから得られる情報も、遠隔かどうかを判断する重要な手がかりになります。

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